伊勢丹新宿店メンズ館 ストアアイデンティティ 4F
Creative Direction|
男らしさの解体練習
伊勢丹新宿店メンズ館の15周年に合わせた新ステートメント「男として、そして、人として」を制作し、リニューアルに合わせて設置された「ストア・アイデンティティ」を表現する2m各のキューブの展示プロデュース。
メンズ館がオープン以来提唱してきた「男」であること以上に、「人である」ことを意識していくことをメッセージとした。
ステレオタイプな「男らしさ」ではなく、ひとりの人間としての「らしさ」を叶える、メンズファッションストアであることを表現するべく、1、2、4、6階に「ストア・アイデンティティ」において、「文体物体身体解体練習 -EXCERSISES in PHYSICAL THINGS-」をテーマの展示とした。
4階では、「男らしさの解体練習」として「半・分解展」でヴィンテージの服を分解し、パターンから服の構造を再提示してきた衣服標本家の長谷川彰良による衣服の分解展示を行った。
フランス革命機の「アビ・ア・ラ・フランセーズ」から20世紀初頭の「ラウンジスーツ」まで、現代のスーツへと至る流れがある。装飾から実用へと向かう流れにあって、ジャケットはその構造や生地、縫製の方法によって男性の身体を形づくっていた側面もある。フランス革命期から現代まで服の半分を分解、展示する「半・分解展」の長谷川彰良とともに、100年以上前の服を半分解体/分解し、男性の身体が250年前からどんな衣服のディティールによって導かれてきたのか、男性性と装いの関係性を還元的に探った。
四半期に一度展示替えを行い、フランス革命期から第二次大戦期までの歴史を辿った。
Information
- Year
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2019-2020
- Display design
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元木大輔(DDAA)