adidas Originals Flagship Store Tokyo
解像度と角度を変えて見ること - 見えている/見えていない東京の姿 水/海と光/空としての青
アディダスオリジナルスのフラッグシップストア「adidas Originals Flagship Store Tokyo」が、ベルリン、上海、ソウル、ロンドン、ミラノに続く世界6店舗目として原宿キャットストリートにオープンした。
世界の都市ごとにローカライズし、その土地の個性を強く出すことで知られるオリジナルスのショップに合わせておこなったライブラリー・ブックディレクション。
オープンにあたり、コンセプトクリエイターにれもんらいふの千原徹也を迎え、作家・川上未映子が東京の希望、憂鬱、息づかいを表す”マニフェスト”を書き下ろし店舗の象徴として書き下ろしている。オープニングアクティベーションとして、”MODERN TOKYO”をテーマに様々なクリエイターによるエキシビションが行われ、その一人としてライブラリーをディレクションした。
観光地としての東京ではなく、そこに生きる都市・東京を表現した選書は、ストリートスナップのような象徴的な東京を押さえつつも、Michael Wolfが山手線の満員電車を写した『TOKYO COMPRESSION』や畠山直哉が撮った渋谷川の地下暗渠の写真集『UNDERGROUND』から、無人の東京の姿を捉えた『TOKYO NOBODY』や歴史と地脈の地図を現在の東京に重ねた『アースダイバー』まで、解像度と角度を全く変えることで見えてくる東京を感じ取れるもので構成した。
また、地下1階と2階にはオリジナルスのキーカラー“青”から展開し、地下には水/海の青について、2階には光/空の青についての選書を行った。青のディスプレイとしての効果を備えながら、水/海と光/空を青という切り口で選んだ本には、生きることや運動すること、自由でいることなど様々なテーマやアイディアが込められていた。
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Information
- Year
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2016
- Art Direction