SONY Life Space UX
Book Direction|
日本の居住空間のこれまでとこれから
ソニーのコンセプトブランド「Life Space UX」の展示スペースのためのブックディレクション。「これまで/これからの日本の居住空間」を考えるための選書を行った。
「Life Space UX」は、プロダクトのデザインやあり方をリビングや寝室など生活の空間から考え、デザインしていくコンセプトブランド。4K超短焦点プロジェクターやLED電球スピーカー、グラスサウンドスピーカー、ポータブル超短焦点プロジェクターなどを生み出している。
解体を翌年に控えた銀座ソニービルにおいて、Life Space UXを空間として体験してもらうべく、数寄屋大工として伝統的な技術・素材・文化と現場で触れ合ってきた、建築家・美術家の佐野文彦が、“市中の山居”をテーマとした新しい日本の居住空間をご提案する展示スペースを設計。超短焦点プロジェクターによる影絵や浮世絵の新しい表現をはじめ、Life Space UX全商品で表現する新しい日本的な空間が出現した。
「これまで/これからの日本の居住空間」を考える選書は、畳と床という考え方、土足と裸足という習慣、床に座ることと椅子に座ることの姿勢や佇まいの差異、襖と壁やドアの違いなど、日本とそれ以外の地域の文化習俗の違いによって生まれてきたものを実空間と往復しながら体験、理解してもらうような本を選んでいる。